お知らせ 日本児童養護施設財団の活動報告
2023年02月01日
ボランティアサポート基金

ボランティア活動報告「特定非営利活動法人きもの笑福」

2023年度児童養護施設ボランティアサポート基金「活動報告」

① ボランティア活動の内容

きものの準備やヘアーセット、写真撮影まで全てを無償で行い、思い出に残る写真をアルバムにしてお贈りする事業。安心できる施設内で行うことで、ご本人の喜びが増すだけでなく、親御様や施設職員の気持ちに寄り添う。 貧困による教育の格差と児童虐待の根絶は急務である。貧困層の家庭や日々の生活費を優先しなければならない家庭にとっては、日本の民族衣装であるきものがもはや手の届かないものになっている。特に児童養護施設で過ごした子どもたちは、一生に一度しかない七五三や成人式という晴れの日であっても、経済的な理由などで、きものに袖を通すことなく大人になっているケースを目の当たりにした。祝われることによる自己肯定感は生きる力と希望を与える。貧困による差別をなくし、子どもたちの人権擁護と人格形成の一助となる活動をすることを目的とする。

② ボランティア活動をしていて大切にしていること

お祝いをしてもらうことで子どもたち自らが、生きる希望や目標を得ることを大切にしている。大人になった時に、同じように自分の子どもたちにも祝えるような家庭づくりができること、すなわちそれこそが平和な日本になると信じて活動している。

③ ボランティア活動を始めたきっかけ

法人設立前の中学校ゆかた講座を開催した際、児童養護施設の子どもたちが多いことに気がついたときだった。貧困層の家庭や日々の生活費を優先しなければならない家庭にとっては、本来、日本の民族衣装であるきものがもはや手の届かないものになっている。特に児童養護施設で過ごした子どもたちには、一生に一度しかない七五三や成人式というハレの日であっても、経済的な理由などで、きものに袖を通すことなく大人になっているケースを目の当たりにした。被推薦者は最近の各大学での研究結果から、子どものころから様々な固有の日本文化に触れることは、学力向上にも良い影響を与えているという、最近の研究結果も耳にしたことで自信を抱くと同時に、NPO法人設立の原動力とした。

 

④ ボランティアをしていて一番楽しいと思うこと

「子どもたちの笑顔」が見られたとき

 

⑤ ボランティアをしていて感動したこと

支援対象者のお子様が、「自分の成人式も仕事で、生きている意味があるのかと考えて、死のうと思うときも何度もあったが、振袖が着たいという夢が今日叶った。」と言われた時。児童養護施設の担当職員との一年がかりの末に当日を迎えたときには、その場にいた職員と共に感動の嵐だった。

⑥ ボランティアをしたからこそわかったこと

児童養護施設から外に出ると、生活が苦しくて自殺したいという子どもたちが多いこと。また施設には属さなかったが、支援して欲しいという声も沢山聞こえるようになったこと。

⑦ これから取り組んでいきたいこと

里親・里子支援と母子生活支援施設への事業強化。

⑧ ボランティアを始めたいと思っている人に

日本の中には、心の温かい方々が沢山いらっしゃることは本当に有難いことです。これからの日本の未来を担う子どもたちにお力添えをよろしくお願いいたします。

※写真はボランティア団体から許可を得て掲載しております。

 

 

 





<わたしたち現場職員からのお願い>

当財団では、様々な事業活動を通して施設の子どもたちの支援活動を行っております
子どもたちを支えるためには皆様からの支援が必要です。
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オレンジの羽根募金

児童養護施設の子どもが安心できる社会づくり
「オレンジの羽根運動」は、児童養護施設の現場職員が発足した社会活動です。
入所中の子どもたち、卒園する子どもたちにとってより良い社会で生活するために児童養護施設を正しく知っていただき、
共に支える大人の輪をつくることが目的です。
そんな想いで、私たちはこの活動を行なっています。
多くのみなさまへ活動を周知されるご協力をよろしくおねがいします。
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【FM世田谷/放送中】はなわと岩崎ひろみの ON AIR もっち〜ラジオ


お笑いタレント“はなわ”と女優の“岩崎ひろみ” がお届けする『ON AIR もっち~ラジオ』♪” 子どもたちの“ワクワク♪”を、もっと大きく膨らまそう ”をテーマに、“はなわ”“岩崎ひろみ”が、子育て経験も交えて面白おかしく元気にお届けします!

〈放送日時)毎週日曜日/11:00~11:15
〈パーソナリティ〉はなわ 岩崎ひろみ
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もっち〜ナビは就職を希望する子どもたちの選択肢が広がるように願いを込めて運営している児童養護施設専門の求人サイトです。施設で暮らす若さ溢れる子どもたちを積極的に採用したい企業のみが求人掲載をしているので、これから施設を退所する高校生や一度施設を退所した卒園児が再就職を目指す場合に活用してください。求人情報にある企業の窓口にご連絡をしていただけますと、求人担当から案内を受けることができます。この事業は営利活動ではないため、掲載課金、採用課金、応募課金、オプション課金は一切しておりません。掲載したい企業も随時募集しております。
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【開館中】日本子ども未来展 オンライン美術館

日本子ども未来展は、児童養護施設の子どもたちの豊かな成長を願うと共に、子どもたちが描く絵画を通して日々の生活だけでなく、子どもたちがそれぞれ持つ「夢」や「希望」を自由に表現する事で自分たちの将来について考える「きっかけ」を持ってもらうことを目的に実施しております。是非ご入館してみてください。子どもたちの素敵な感性や表現力の高さを垣間見れるので手を差し伸べたくなると思います。
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【寄付】あしながサンタ

2019年8月に全国の児童養護施設(607施設)へ、クリスマスに関してのアンケート調査を実施しました。アンケート調査により、1施設あたりの子ども1人に対してのクリスマスプレゼント代の平均予算(約3000円)がわかりました。そこで分かったのが、どの施設も子どもたちが施設生活を送る上で、不自由がない生活を送らせるために、クリスマスの予算を、習い事、衣服費、小遣い、ユニット旅費などに、適切に振り分けられていることがわかりました。ここに私たちがサポートできることがあると考えました。
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