一般財団法人 日本児童養護施設財団

ABOUT 財団紹介

趣旨

近年、児童養護施設では児童を取り巻く社会環境が急激に変化を遂げてきております。 実子に対し殴る蹴るなどの暴力的虐待、言葉で心に苦痛を与える精神的虐待、性的虐待、ネグレクトなど、社会的養護を余儀なくされるケースが年々増えております。その中でも運良く一時保護され児童養護施設に入所できた児童は、世間一般的な生活基準に戻すまでに長い時間を要するのです。現場職員は我が子のように教育、養護します。ですが入所期間が法で定められており、一緒に生活できるのが18歳(高校卒業)までとなります。
18歳を迎えると、施設を退所しなくてはなりません。まだ幼い児童が、社会と向き合い、短期間で自ら進路選択をしなくてはなりません。支える職員の労力も並大抵なものではないのが現状です。
施設を巣立つ自我の形成が不十分な児童に、現実社会は容赦なく押し寄せます。児童自信も社会を受け入れられず挫折してしまう子が後を立たないのです。
職員の多くは、児童が持つ「夢」や「目標」を時と場合によっては諦めさせなければならない現状があります。身寄りがない児童には、社会に出た時に、絶対に失敗をさせないよう年密にプランニングして退所の日を迎えます。私達(現場職員、元現場職員)はそこに難色を示し、「子ども達に夢を見させてあげたい。」、
「失敗してもやり直せる環境を創りたい」と決意し、一般財団法人を設立しました。

設立に至るまでの経過

<2008年>
平成20年12月~ 環境保全ボランティアサークルで参加したメンバーと共に任意団体日本チャリティ活動支援協会を設立

<2009年>
平成21年01月~ 任意団体として多方面(環境保全、視覚障害者ガイドヘルパー、指点字ボランティア、難病児支援、児童養護施設支援)で
ボランティア活動を定期的に行う

<2010年>
平成22年05月~ 児童養護施設を中心に支援する団体としてNPO法人日本チャリティ活動支援協会を設立

<2010年>
平成22年06月~ 一般財団法人セブンイレブン記念財団と社会的養護環境整備事業を開始

<2011年>
平成23年03月〜 東京都、埼玉県ボランティア 紹介事業(生活、学習、遊び) を開始ボランティア会員数: 214名

<2012年>
平成24年04月〜 児童養護施設のアフターケアを研究・実態調査アフターケアの問題解決策の一つとして
全国児童養護施設の寄付文化を実態調査(全国の児童養護施設にアンケート調査の実施)

<2013年>
平成25年05月〜 アフターケアの問題を解決するために全国児童養護施設総合寄付サイトの製作
(全国の児童養護施設に事業に関するご案内書を送付)

<2014年>
平成26年06月〜 全国児童養護施設総合寄付サイトの事業開始
(初年度、東京都49施設をモデリング)

<2016年>
平成28年03月〜 全国児童養護施設総合寄付サイトの東京都をモデルリングすることに成功
(全国の児童養護施設に事業開始のご案内書を送付)

<2017年>
平成29年04月〜 開発費の援助を受け、全国児童養護施設総合寄付サイト 全国版スタート

<2018年>
平成30年03月〜 全国児童養護施設総合寄付サイト目標額の寄付を集めることに成功

<2018年>
平成30年04月〜 施設を卒園した子どもを対象に夢をユメで終わらせないプロジェクトの立ち上げ

<2019年>
平成31年04月〜 事業規模を広げるために一般財団法人日本児童養護施設財団を設立
NPO法人の事業を財団法人に移行
〜現在に至る

理事長紹介

理事長紹介

一般財団法人 日本児童養護施設財団 理事長
さいたま市児童養護施設元児童指導員
江原 均(えはら ひとし)

経 歴
臨床心理学の大学を卒業後、法政大学へ入学し経済学を学ぶ。現在、某児童養護施設の監事として業界に携わる傍ら、財団法人の運営を行っている。

コメント
職員として培った知識や人脈を生かし、日本の社会的養護下に置かれた子どもの将来を、明るい社会にするために財団法人を設立しました。
私たちの活動は、現場の職員の「声」、子ども達の「声」であります。もし、この「声」を「カタチ」にする日が来るのであれば、多くの児童養護施設の子ども達が救われます。
社会的養護下に置かれた子ども達にも、失敗できる環境を、そして再チャレンジできる環境を創れるように、私たちは活動を続けて参ります。

活動を始めたきっかけ
私が中学生の時に、仲の良い友人がいました。

ある日を境に、彼女の体に痣が目立ち始めました。
そして、理由もわからないまま学校を休みがちになり、ついには転校してしまったのです。

担任に彼女の行方を尋ねても、個人情報の関係上、教えていただけませんでした。
彼女は親からの虐待により保護され、施設に行ったという噂だけが残りました。

それから3年後、ある事件が起こりました。

自宅からそう離れていない公園で、17才の少年が集団暴行により殺害されたというものでした。
その事件には、行方不明の彼女が関わっていたというのです。

中学のころの彼女は、笑顔を絶やさない明るい性格が印象的でした。
そんな彼女がひどい虐待を受けていたとしたら、その心の傷をどのように癒していたのか、あの時、私にできたこととは…そう思うと悔やまれます。

そして、この日本社会にどれだけの子ども達が被害にあっているのでしょうか。
果たして、私の友人だけが特別だったのでしょうか。

私は児童養護施設という所には、どのような子ども達がいて、どのような生活をしているのか知りたいと思うようになりました。

そんな私は、大学時代に児童養護施設へボランティアをさせていただけるきっかけがありました。
そのきっかけが元に、数年後には児童養護施設を支援するためのNPO法人を作り、その後、児童養護施設で児童指導員として働くようになりました。

そして児童養護施設の子ども達と関わるようになり、彼女の心の問題の一つに触れることができたような気がしました。

組織図

理事長紹介


組織情報

名称 一般財団法人 日本児童養護施設財団
Japan Children's Home Foundation(通称:JCF)
設立 2019年4月1日(一般財団法人認証)
2010年5月10日(NPO法人認証)
2008年12月1日(有志団体設立)
所在地 〒107-0062
東京都港区南青山3-4-2 2F
連絡先 お問い合わせフォームへ
役員 7名
理事長 江原 均  (えはら ひとし)
副理事長 上原 恵介 (うえはら けいすけ)
事務局長 本郷 暁洋 (ほんごう あきひろ)

他理事 4名
監事  1名
評議員 3名
協力 児童養護施設 施設長・職員
児童養護施設 卒園者
ゆい法律事務所 代表弁護士 中村 大祐
後援 特定非営利活動法人社会的養護の当事者参加推進団体日向ぼっこ