お知らせ 日本児童養護施設財団の活動報告
2023年02月01日
ボランティアサポート基金

ボランティア活動報告「特定非営利活動法人 HUG for ALL」

2023年度児童養護施設ボランティアサポート基金「活動報告」

① ボランティア活動の内容

子ども一人に2名以上の大人が担当する「担当制度」で子どもたちを中長期的に見守りながら、下記①~③の枠組みで活動を行っている。子どもたちの力を育みながら、施設入所時から子どもたちと関係性を築き、退所後25歳まで継続した支援を行うことを目指している(現在は対象児童が新高3なので、退所後支援は2024年度から実施予定) ①まなびクエスト(小学生向け支援) 一人ひとりの状況に合わせた学びの体験を提供することで、成功体験を積み重ね、子どもたちのまなびに向かう力を育む対話型のプログラムです。また、自分の考えを言葉にすること・その言葉を受け止められることを通して、年齢に合わせて言葉の力を育むと共に、意思を伝える力を育みます。担当ボランティア(クエストフレンド)が継続的に見守り、まなびの時間をデザインします。 ②あそびクエスト(小学生向け支援) あそびを通して、子どもの夢中になれることや得意なことを発見するプログラム。アートや理科実験、プログラミングなどの多様なあそびをラインナップするとともに、子どもの自由度を確保する設計を重視。担当ボランティア(クエストフレンド)は子どもと共にあそびながら、主体的な子どもの活動を見守り、そこから見えた子どもたちの強みを可視化します。 ③はたちクエスト(中高生向け支援) 子どもたちが自分らしく人生を歩むための知識や考え方を育み、社会面・生活面での一人立ちの準備を進めていくための中学生~高校生以降を対象にしたプログラム。担当ボランティア(クエストフレンド)やそのほかの社会の大人たちとの対話、自分でやってみる体験を通して、子ども自身が「考える」ことを大切にしながら、自分らしさ・人とかかわる力・くらす力・社会の一員になる力を育みます。

② ボランティア活動をしていて大切にしていること

子どもにとっての「安心できる居場所」を大切にしています。 まず、大前提として、児童養護施設でくらす子どもたちにとっての一番の「安心できる居場所」は、施設職員さんとの安定した関係性だと考えます。そのため、私たちは活動内容・活動状況を施設職員さんに報告しながら、定期的に職員の方々とミーティングを行い、施設の方針とHUG for ALLの対応にずれがないように、確認しながら活動を行っています。また、我々から見た子どもの姿や強みなどをお伝えすることで、職員さんの子どもたちに対する理解が深まるようにもしていきたいと考えています。 また、私たちHUG for ALLの大人自体も、子どもの「安心できる居場所」の一つとして、子どもの「心理的安全性」の高い場づくりを大事にしています。担当ボランティアの制度を作っているのもそのためです。ボランティアのかかわりも短期的なものではなく、子どもたちの成長に合わせて関わり続けてもらうことができるように、ボランティアコミュニティの形成にも力を入れています。

③ ボランティア活動を始めたきっかけ

代表が児童養護施設に関わり始めたのは、大学等進学者の奨学金プログラムのボランティアがきっかけでした。児童養護施設の職員さんから、そもそも進学を選ばない子も多く、18歳の時点で知らない大人と関係性を築ける子も少ないので、「このプログラムに参加するのは児童養護施設のトップ5%だ」という話も聞いて、児童養護施設の子どもの支援の難しさを強く感じていました。 子どもたちは施設を退所するタイミングでの自立に課題を抱えやすく、その自立支援をする団体も増えてきています。しかし「知らない大人とかかわるのが難しい子どもたち」は、その支援団体につながることさえ難しいのではないかと感じ、それなら「児童養護施設の中にいる間に、何年もの時間をかけて信頼できる大人たちとの関係性を作っていけばいいのではないか」と考えるようになりました。 また、一方で、これまで出会った児童養護施設の子どもたちの中に、自分への自信のなさや未来への諦めを持っている子や、深く考えずに進路を決める子がいることも気になっていました。社会にいる大人たちの手を借りれば、子どもたち一人ひとりの強みを活かし、彼らの力を伸ばし、彼ら自身の進路選択をサポートするようなかかわりもできるのではないかと考え、教育的な支援から、大人との信頼関係を作るような活動ができないかと思うようになりました。 そんな中で、たまたま現支援先の施設職員の方から学習支援についてのご相談をいただき、小学生からの学習支援のボランティアプログラムをスタートしたことをきっかけに、HUG for ALLを立ち上げ、ここまで活動を続けてきました。当初支援を始めたのは小2〜小5の11名。そこから子どもたちの成長に合わせて支援を拡大し、今はその施設で、小1〜高2までの29名を支援しています。(2023年3月現在)

④ ボランティアをしていて一番楽しいと思うこと

定期的に関わっている子どもが好きなものやできたことを嬉しそうに報告してくれるときが嬉しくもあり、楽しいです。

⑤ ボランティアをしていて感動したこと

小学校1年生の時からずっと関わっている子どもが中学生になり、今では冗談を言い合える関係性になったことです。初めて会った時は一言も話してもらえなかったのですが、定期的に会って話すことで徐々に心を開いてくれました。同じ子どもを長く担当して関わり続けることが大切だと感じています。

⑥ ボランティアをしたからこそわかったこと

施設職員さんや学校の先生など毎日のように子どもたちと接している大人と、定期的に関わる大人が一緒に見守ることが大事だと感じています。多様な関係性の大人がいるからこそ、それぞれの立場から子どもの困りごとや良さに気づけると考えています。

⑦ これから取り組んでいきたいこと

想いのある大人が社会的養護の問題を知ってくださる人を増やしたいです。また、それをきっかけにボランティアや寄付など、具体的な行動につながる人が増やせればと考えています。

⑧ ボランティアを始めたいと思っている人に

まずは社会的養護の問題を知り情報をシェアするなど、すぐにできることから始めてほしいです。団体に所属して活動をできる方はライフスタイルにあった活動を探せば良いですし、ボランティアをする時間が取れない方は寄付やスキルなどで間接的に応援することもできると思います。ライフスタイルに合わせ、ムリなく継続できる方法を探してみてください。 その中で、HUG for ALLのメンバーとして参加したい方、応援してくださる方がいらっしゃれば嬉しいです。※写真はボランティア団体から許可を得て掲載しております。

 

 

 





<わたしたち現場職員からのお願い>

当財団では、様々な事業活動を通して施設の子どもたちの支援活動を行っております
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オレンジの羽根募金

児童養護施設の子どもが安心できる社会づくり
「オレンジの羽根運動」は、児童養護施設の現場職員が発足した社会活動です。
入所中の子どもたち、卒園する子どもたちにとってより良い社会で生活するために児童養護施設を正しく知っていただき、
共に支える大人の輪をつくることが目的です。
そんな想いで、私たちはこの活動を行なっています。
多くのみなさまへ活動を周知されるご協力をよろしくおねがいします。
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【FM世田谷/放送中】はなわと岩崎ひろみの ON AIR もっち〜ラジオ


お笑いタレント“はなわ”と女優の“岩崎ひろみ” がお届けする『ON AIR もっち~ラジオ』♪” 子どもたちの“ワクワク♪”を、もっと大きく膨らまそう ”をテーマに、“はなわ”“岩崎ひろみ”が、子育て経験も交えて面白おかしく元気にお届けします!

〈放送日時)毎週日曜日/11:00~11:15
〈パーソナリティ〉はなわ 岩崎ひろみ
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【無料掲載】卒園生対象 企業求人サイト

もっち〜ナビは就職を希望する子どもたちの選択肢が広がるように願いを込めて運営している児童養護施設専門の求人サイトです。施設で暮らす若さ溢れる子どもたちを積極的に採用したい企業のみが求人掲載をしているので、これから施設を退所する高校生や一度施設を退所した卒園児が再就職を目指す場合に活用してください。求人情報にある企業の窓口にご連絡をしていただけますと、求人担当から案内を受けることができます。この事業は営利活動ではないため、掲載課金、採用課金、応募課金、オプション課金は一切しておりません。掲載したい企業も随時募集しております。
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【開館中】日本子ども未来展 オンライン美術館

日本子ども未来展は、児童養護施設の子どもたちの豊かな成長を願うと共に、子どもたちが描く絵画を通して日々の生活だけでなく、子どもたちがそれぞれ持つ「夢」や「希望」を自由に表現する事で自分たちの将来について考える「きっかけ」を持ってもらうことを目的に実施しております。是非ご入館してみてください。子どもたちの素敵な感性や表現力の高さを垣間見れるので手を差し伸べたくなると思います。
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【寄付】あしながサンタ

2019年8月に全国の児童養護施設(607施設)へ、クリスマスに関してのアンケート調査を実施しました。アンケート調査により、1施設あたりの子ども1人に対してのクリスマスプレゼント代の平均予算(約3000円)がわかりました。そこで分かったのが、どの施設も子どもたちが施設生活を送る上で、不自由がない生活を送らせるために、クリスマスの予算を、習い事、衣服費、小遣い、ユニット旅費などに、適切に振り分けられていることがわかりました。ここに私たちがサポートできることがあると考えました。
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